TOEIC400からビジネスレベル/TOEIC950の英語力を身につけるまでの全軌跡

2020年5月6日水曜日

英語

t f B! P L
自粛で暇なので書く。ある日、なにかに感化されて「よし俺は英語をできるようになるぞ!」と思い立った。それからサボったり再開したりダラダラと6年ほど勉強を続けてきて、最近ようやく仕事で問題なく使えるレベルまでたどり着いた。


はじめに

今の英語力は、事前に対策せず受けるTOEICで950前後。第二外国語として英語を使う人で、英語と縁遠い言語が母国語の人には一種のゴールだとも言われていて、自分的にもようやく人に英語できますと言えるような気持ちになってきた。

嬉しい事に、最近仕事でも沢山の英語を使う機会に恵まれ、毎日5-8時間ぐらい外国人と仕事をしている。色んなバックグラウンドの人と意思疎通ができるだけでシンプルに嬉しい。文化や考え方の違いで色々苦労することもあるが、とても良い経験をしているなぁと思いながら楽しんで頑張っている。地道に勉強してなければ得られなかった経験なので、達成感とやって良かったなぁーという気持ちがある。

英語学習者の皆さんにも、ぜひこの素晴らしい経験をしてほしいと思うので、ここまでの軌跡と、それぞれのタイミングで得た気づきについて惜しみなくシェアしようと思う。

勉強の軌跡そのものにはなんの価値もないが、そこで得られた気づきや学びには高い価値があると思う。参考になると思ってもらえたらSNSなどでシェアしてもらえたら嬉しい。

所要時間

日本人が英語をできるようになるためにはトータルで3,000時間の努力が必要だそうだ。4大卒なら2,000時間程度は勉強しているはずなので、あと1,000-1,500時間少々頑張ればよい。毎日1時間なら3年。毎日3時間なら1年半もあれば達成できる。

自身の経験的にも大体正しいような気がする。かなりの遠回り、紆余曲折とサボりを経ているので、もっと集中して効率的な方法を取ってれば期間を短くできたのになぁ、と思う。

また、多くのエントリで短期間集中でやりきらねばならない、のような記述が見受けられるが、ダラダラ、コツコツ長時間やっても身につけることはできるようだ。

ちなみに、1,000-1,500時間と言えばそれなりに大きな規模で、同じだけの時間を投下すれば中小企業診断士、社労士、行政書士といった、士業を開けるぐらいの資格が狙える程度の勉強量だそうなので、そのぐらいの気合を持って臨むとよい。

1,000時間かけてやるべきこと

英語は知識ではなく技能だ。習得方法はスポーツや楽器の習得に近い。したがって、いくら理論を勉強したところで身につかない。

例えば、野球でもルールを覚えただけでは試合で役に立たない。技能を身につけるために、素振りなどの訓練をこなして、頭で考えなくても正しく身体が動くようなレベルまで持っていく必要がある。次に実戦に近い練習を経て、ようやく試合でワークする状態になる。

英語の習得もそれと同じで、文法を理解する/覚えるだけ/単語を読めばわかる程度ではコミュニケーションは取れない。技能として身につけるための訓練をこなして、頭で考えなくても正しく英語を聞ける/発せるような状態にすれば、道具として使えるようになる。ここまで来ればテストの結果も自然とついてくる。

学校教育や入試などのテストの多くが、一見すると知識を確認するためのものになっていて、技能抜きでもなんとかなる、という性質があることも、これを気づきにくくさせてしまう一因ではないかと思う。長い時間をかけて英語の習得法を誤解してしまうのだ。

TOEICのスコアは凄いけど全く喋れない人っていうのも、知識はすごいが技能になってないんだと思う。こういう人は少しの訓練をするだけで見違えるように伸びるはず。

少し考えればわかりそうな単純なことだし、よくよく見るとネット上の色んなところにヒントがころがっているが、この事実を腹の底できちんと理解できるまでに長い時間がかかってしまった。

追加の1,000時間に必要なのは訓練だ。

英語を使える環境に身を置く

英語が技能である以上、実践しないと伸びない。使わなければどんどん錆び付いていく。恥をかきながら使って磨いていけばいい。

「出来るようになってからチャレンジしよう」という考え方は捨てて、先にチャレンジしてしまった方が良い。仮にその「出来る」ようになるレベルまで一人でたどり着けたとしても、どこが出来たポイントなのか、自身でそれを正当に評価するのもまた難しい。

私も転職してグローバルプロジェクトのまとめ役としてアサインされた。初めは相手の言ってることがわからなかったり、こちらの意図が伝えられなくて大いに困った。そんな苦労を通じて本当に急激に英語の運用能力が伸びた。業務後に数1-3時間一人で勉強するのと、業務として、フルタイムで、相手がいる中英語を使うのでは天と地ほどの違いがある。

訓練して少しの土台が出来てきたら、もう見切り発車して積極的に恥をかきにいこう。失敗しても笑われないどころか、何を言わんとしているか一生懸命理解しようとしてくれるので大丈夫。英語よりも伝えようとする事柄そのもの、中身のほうが大事だ。

相手が何を言おうとしてるからわからない、伝えたいことがあるけど伝え方がわからない、という経験が劇的な技能向上に寄与する。

習得までの軌跡

英語学習は一大ビジネスなので、英語に対してアンテナを張っていると、ありとあらゆる方法論を目にする。目についたものにトライしては飽きて、ということを繰り返しながら、コツコツと続けてきた。

以下、覚えている限り時系列に、挫折したものも含め紹介する。

人には合う合わないがあるし、そもそも時間がかかりすぎるので真似する必要はないが、やってみた系の情報がネット上に多くないので、今振り返って重要だったと思うポイントについては積極的に参考にされたい。

スタートライン


大学受験まではわりと英語を頑張っていて、センター試験で8-9割ぐらい取れるようなレベルだった。本番で8割ぐらいしか取れずで凹んだ思い出。

大学入学から社会人に至るまでは単位取得のため以外の勉強は全くせず、新入社員の時に生まれて初めて受けたTOEIC IPテストの結果が前述のとおり475点で、大卒新入社員の平均点である。特別出来るわけでも、ダメなわけでもなかった。

復習&基礎固め 4ヶ月ぐらい

くもんの中学英文法―中学1〜3年 基礎から受験まで (スーパーステップ) 

何事も基礎からやりたいタチなので、中学文法からザッと復習しようと思って確かこの本を買ったと思う。本が薄くて評判が良いという理由で買った記憶があるが、本当に一瞬で終わらせたのであまり印象に残ってない。

本はなんでもいいと思うが、中学レベルの文法は全ての基礎な上、量も少なく数時間あれば復習/理解できるので絶対にやるべきだと思う。



瞬間英作文&音読パッケージ(挫折)

森沢先生の「英語上達完全マップ」に則り、音読パッケージと瞬間英作文にトライする。今改めて読み返してみると、森沢先生も訓練の大事さを唱えていらっしゃるが、当時はいずれも1週目の半分ぐらいまで進めたあたりで、しんどくなってしまい挫折した。最大の過ちである。

 

英語ベーシック教本&英語リーディング教本

全ての文を徹底的に品詞分解して解釈するという、一部の人が見たら倒れそうな内容。

文法の知識ベースに、どうすれば正しい解釈をできるか、というのをひたすら説明してくれる。今となっては英語を読む際に文法なんて一切考えないが、学習初期ではそれなりに重要だと思う。個人的にはパズルのようで面白くてやり遂げることができた記憶がある。

知っている単語を頭の中で組み合わせてなんとなく意味を想像するような読み方をしてしまっている人はやったほうがいいと思う。

 

DUO 3.0 

大学受験の時に使っていたDUO 3.0を再購入してやり直した。読めばわかる単語(passive vocabulary)を効率よく増やすためには文句なしにオススメできる。反面、基礎単語が入ってない状態だと辛すぎて挫折してしまうらしい。そのようは人はターゲット1400や速読英単語 必修編などのもう少し簡単な単語帳をこなすと良い。

まとまった学習をしたのは大学受験時代だが、気が向いたら手にとって復習を繰り返しており、おそらく50周ぐらいはしてると思う。

実はこの本以外はまともにボキャビルしてないので、そろそろ別の単語帳をやりたい。

  

英語耳  発音ができるとリスニングができる 

ハタチエイゴにも紹介されている書籍。Amazonでも発音系の本で1位。ハタチエイゴでは発音記号を読めるようになることが目的とされていた。やりきったが、後述のフォニックスで大体わかる上に、今はスマホが発達してて、いつでもどこでもすぐに調べてチェック出来てしまうので結果としていまだに発音記号はうろ覚え状態。やらなくてもよかったかな、と思う。

発音そのものの勉強としても、後述する「世界一わかりやすい英語の発音の授業」の方が読みやすく、リンキング、弱形、飲み込む音など、カバー範囲が広くてよい。



フォニックス<発音>トレーニングBOOK

こちらもハタチエイゴから。アルファベットをどう発音するかについての知識と、正しい発音の知識が得られる。英語圏の小学校でもこれをはじめに教えるらしい。これの知識は単純に便利なのでやっておくにこしたことはない。

最近YouTubeで「あいうえおフォニックス」という素晴らしい教材が出てるので、わざわざこの本を購入する必要性は高くない。

参考:あいうえおフォニックス https://aiueophonics.com



TOEIC頑張る期 3ヶ月ぐらい

TOEICなんか出来ても話せない、という意見もあるが、周りを見回してみると英語を使ってまともにコミュニケーションできるような人はほぼ800点台後半以上持ってる印象。基礎確立までのペースメーカーとしてはとても良いと思う。

また、未だ日本国内では採用/転職においてかなり重視される。TOEIC独特の単語など、専用のテスト対策すれば、簡単に実際の英語力に対して+50から100ぐらいの高いスコアを取れるので、チャンスを掴むためにも頑張った方がコスパ良い。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集

TOEICを受けてみようと思い公式問題集で腕試しをした。問題集は色々あるし、公式だけやけに高価だが、それでも最も優先してやるべきは公式問題集しかありえない。問題自体の精度も安心できるし、リスニングセクションのスピーカーが本番と同じだ。この人たちのアクセントに慣れることができるのも圧倒的に有利。
  • とりあえずBクラス、オーバー760にゴールを定めて頑張る。
  • 時間を測ってやってみる、
  • 時間を測らずに解き切れるまでエンドレスにやる
  • 解説を読んでできなかった点を復習する
  • リスニングをひたすらシャドーイング
みたいな感じでやってた気がする。思い返せばきわめてストイック。今はそんな事もうできる気がしない。この時点でスコアレンジは680-750だった。



一億人の英文法 ―すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

高校文法も含めて文法を総ざらいしようと考えて、大学受験レベルで評判の良いこちらの文法書を購入。フォレストみたいな辞書的なものではなく、読み物のような形で書かれており、非常に読みやすい。数回通読した。

流行りの認知系の学習法の走り?で、ネイティブがどんな気持ちで文法を使い、文を組み立ててるか、ということに焦点を当てて解説してくれる。

特に日本人に馴染みのない冠詞や前置詞の説明は使い方/使われ方がイメージしやすく、今でも時々ペラペラとめくる本である。おすすめ。



TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6 

公式問題集をやりこんだ結果、Part 5と6を解くスピードに課題があることが判明したためこの本を購入。知識ベースで、品詞か語彙かなど、問題の見極め方と解き方について解説されている。

当時は品詞問題を読まずに回答することでPart 7の時間を稼ぐ、みたいな涙ぐましいことをしていた。それはただの試験テクであって英語力とは全くが関係ない。

この本をやり切った後TOEICを受け、スコア765を獲得。TOEICのBクラスに突入。とはいえ実際の英語力は600点台レベルで、まだまだ英語が使えるイメージが湧かない状態だった。



迷走と中断期 約3年

多読

TOEICに満足した(飽きた)ので、今度は多読にトライ。辞書を引かずにわかるものから、わからなくても調べない、つまらなければやめる、という実にゆとりな方法で、累計100万語を達成すると自然に英語ができるようになる、という。



Oxford reading treeなどの児童書や、各社の語彙制限本を中心に読み進める。辛い。そもそも児童書は楽しめないし、なにせ進捗が語数しか見えず、進歩している感じがない。

この辺りで子供が生まれたこともあり、英語学習のモチベーションが保てなくなり、途中1年半ほどサボる。最終的には約100冊17万語程度まで頑張ったが、そもそも日本語ですらフィクションを読むという習慣がそもそも無く、楽しめないと悟った。興味のあるノンフィクション、実用書、ビジネス書などは自分には難しすぎたため挫折してしまった。

挫折はしたが、今になって振り返れば、英語を英語のまま理解する感覚、というのはここで身についたのかもしれない。

Tips(重要)

英文を目や指で追うだけでなく、ボソボソと音読することで、自分の脳の処理スピードに合わせて心地よく英文が入ってくることに気づく。

オンライン英会話

この頃、TOEICをネタに英語を使えそうな会社に転職した。それをきっかけにオンライン英会話にチャレンジすることにした。予約不要で回数無制限と、コスパの良さそうなネイティブキャンプと契約することにした。

ノーマルレッスン

「初めてのレッスン」や「日常英会話コース」などにチャレンジするも、過去にもやったような簡単な文法テキストをフィリピン人のおにーちゃんおねーちゃんとと一緒にやるだけ、といった内容のインプット系学習であり、一人でできるじゃないか…と思い中断。
日本語の話せない人とコミュニケーションをとること、自己紹介することには慣れることができた。

カランメソッド

やっぱり課金しないとダメなのかしら、と考えてカランメソッドにトライ。会話を通じて自然に、かつ4倍のスピードで言語を習得できる、という触れ込みである。なんの4倍かわからないが、1,000時間が250時間になるならありがたいよね。しかも、最終到達点がすごく、CEFR C1レベル(TOEIC950以上、英検1級)になるとのこと。マジかよすげーな…。

物凄いスピードで先生がいろいろ質問をしてきて、それにフルセンテンスで答える、というもの。答えられない場合も先生が答えを言い始めるので、それについていくようにシャドーイングする。

メソッドは本当に素晴らしく、記憶に定着できるように定期的に復習する設計になっていて、全自動で英語が身についていく感覚。かなり素晴らしいコースだと思うが、個人的には単調で辛く、かつ、やってることは瞬間英作文と変わらないなと感じてステージ4ぐらいで課金中止。

よく出てきたWhat’s the difference between...という形の文は息をするように出てくるようになった。結局、英語は学習ではなく肉体系の訓練が必要なんだなぁという、冒頭でも述べた重要な気づきを実感し始める。

5分間ディスカッション/フリー授業

カランの合間にこれらの授業にもチャレンジした。

5分間ディスカッションはテーマごとに質問が決められていて、それに英語で答える、というもの。テーマをあらかじめ選んで、話すことを事前に考えたりするとスムーズにできる。

フリー授業なんかもすばらしい。たとえ周りにネイティブスピーカーの友人がいたとしても、気軽に何度も添削などをお願いできるものではないと思う。しかしこれは追加料金なしで無限にやってもらえる。相当に価値のあるサービスだと思う。

私は、歳の離れた初対面の人と話すことに小さな心理的ハードルを感じてしまい、やるぞ!気合を入れなければならず、結局やらなくなってしまった。話が好きだったり、英語を使える環境がない人には必要。


ちなみにこの頃も会社で定期的にTOEICを受けさせてもらえていて、ノー勉で700点前後であった。スコアは下がっているが、前回のようにガチガチに準備をしてないためと思われる。根本的な英語力は横ばい。


身体系トレーニング期 2018年~現在

究極の英語学習法 K/Hシステム

100%シャドーイングという、肉体系のインプット訓練をする本。赤い方の本は、入門編と言いながらもTOEIC700以上レベル向けとあり、たしかに例文もTOEICリスニングに比べると抽象的で負荷は高い。

とあるスピーチを題材に、音/意味/構文など本当にいろいろなことを意識しながら音楽のレッスンのように100回ほどシャドーイングの訓練を繰り返す。リテンション、リピーティングから、最終的には自分が話すようなイメージで完コピできるようになるまで訓練を続ける。

力試しとして、シャドーイングしながら自分の声を録音し、あとで何箇所躓いたかチェックするというワークがある。TOEICリスニングセクションは常に400ほど取れていたので、リスニングはできると思っていたが、これがびっくりするほど出来なくて唖然とする。

間違えた箇所をつぶさに分類分析し、苦手領域ごとに強化していく手法はタフだが、実に明快で確実な進歩を感じられる。

本書で謳われている、構文意識をしながらのリスニングが日常でできるレベルまでには至ってないのが残念だが、すくなくともTOEICリスニングのレベルならほぼすべて自信を持って聞こえる/意味が取れるようなところまで到達できた。

また話す時にも英語特有のアクセントで話せるようになるため、それっぽくなって気持ちが良くなる。

  

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

アウトプットのトレーニングとして学習初期に挫折した瞬間英作文にリトライする。日本語文を見て、瞬間的に正しい英文を口から発することを繰り返し、正しい英語を身につける訓練。

相変わらず単調でつらいが、紆余曲折して感じた必要性と転職によって得た「英語できるようにならねば」という焦りによって頑張る。何周もしながらトータル40-50時間程度。

例文が不自然だという批判も目にするし、同意するが、狙いは中学レベルの文法事項のアクティブ化なのであんまり気にしなくていい。とはいえこの本のせいで関係代名詞にwhichを使いがちになった。口から出てくるたびにthatでいいじゃん、と思う。

これをやり切ることでブレークスルーがあった。飛躍的に口から出てくるようになるし、不格好でもコミュニケーションが成立し、手間をかければ言いたいことが相手に伝えられるようになる。この本でなくても良いが、文法事項を網羅した例文集の瞬間英作文は絶対にやるべきだと思う。



英語日記

その日1日あったこと、考えたこと、感じたことについて英語で日記を書く。初めはできないので日本語で書いてから英訳する。わからなければ調べる。なんならGoogle翻訳を使ってもよい。

普段自分の身の回りに起こることや、自分が伝えたいことに関する語彙を手っ取り早くアクティブ化するために極めて効果的。書き終わったらGinger 文法チェッカーを使うと些細な間違いに気づけて良い。

参考:Free Grammar Checker Online - Ginger Software https://www.gingersoftware.com/grammarcheck

英語で独り言

思いついたことを脳内で瞬間英作文し続けるという、いつでもどこでもできるトレーニング。気軽さという意味ではよいが、正しいかどうかのチェックがしづらく、またわからない語彙があると詰まってしまうためすぐに飽きる。

毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる 

瞬間英作文にかなりの手応えを感じたのでもう一冊、と思ってこちらに着手したが、本の体裁などから、なんとなくやり辛くなり途中で挫折。



Jump-Start! 英語は39日でうまくなる! 

『俺』が教える最強英語学習法マニュアルを見かけて、激しく同意しながら購入。300文程度と、例文が多くなく、中学レベルの文法事項を網羅しており、文も自然。

本の体裁も素晴らしく、見開き左ページ、トリガーの日本語版に逐語訳が並んでるので、非常にやりやすい。個人的にも瞬間英作文でまず一冊と人に聞かれたら自信を持ってこれをお勧めしたい。

どんどん、をやり切った自分にとってはそこまで得るものは多くなかったが、なぜか付加疑問文が充実しているのでそこは訓練になった。



世界一わかりやすい英語の発音の授業 

『俺』氏のオススメを購入。今となっては新たに学ぶことはほぼ無かったが、前述したとおり英語耳より読みやすく、よくまとまっていて好印象だった。




B2レベルに到達

この時点で、生まれて初めて小細工もなしにTOEICで時間が余り、スコアも伸びてB2レベルに到達した。

身体系トレーニングを繰り返すことで、見ただけで、思考ゼロで正しい選択肢が浮かび上がってくるようになりPart 5 & 6のスピードが飛躍的に上がった。そのおかげかPart 7も集中を切らさず、一直線に最後まで解くことができ、確かな手応えを感じた。
また、仕事で英語の資料やメールを多読をするようになったことも大きいと思われる。

ALL IN ONE Basic (Ver.2) 

続けて『俺』氏が推奨するALL IN ONE Basicにトライ。中学レベルでもコミュニケーションは十分に成り立つが、高校レベルの語彙と文法事項のすべてをアクティブ化できるように訓練をしている。ややこしい時制や助動詞の組み合わせなどの使いこなせれば表現の幅が更に広がり、レベルも上がるはず。

ちなみに、書籍もアプリも(追加コンテンツも含め全て)購入したが、書籍はそもそも文法書がメインなのでこの体裁で瞬間英作文をやるのは骨が折れる。例文集として利用する場合は、圧倒的にアプリのほうが勉強しやすい。

スマホに入ることで可用性も向上するだけでなく、例文ごとにステータスをつけられ、苦手なもののみ周回する、といったニーズに対応しやすい。

とにかく量が多く、918文もあるので大変。3ヶ月ほどやっているがまだ5周程度で全文スラスラできるレベルには至っていない。引き継ぎ頑張る。



現時点の課題と今後

ある程度のところに到達できたな、と思う一方で、勉強を始める前に想像していた「英語のできる人」の状態とはまだ大きなギャップがある。

インプットでは対面/電話でのコミュニケーションで、ネイティブスピーカー、特にアメリカ人にはかなりの苦手意識がある。多分同じ理由で映画や海外ドラマは字幕なしだとあまり理解できない。おそらくアクセントへの慣れと句動詞あたりが原因か。小説なども単純に語彙が足りずに未だに読めない。

アウトプットでは使い慣れた簡単な単語/文法ばかり使ってしまっている感じがして、細かいニュアンスや、あまり語り慣れない領域で混み入った内容を伝えようとすると言葉に詰まる。何気に、飲み会も辛い。なぜ外国人はみんなHUBが好きなんだ。もっとアクティブに使える文法事項と語彙を増やすべきだと思っている。

イン/アウト共に語彙強化が課題だ。今の語彙力が7000語程度しかないので、これを倍ぐらいにするとまた見える世界が変わるのではないかと想像している。

長いこと勉強をし続けてきて、もはや趣味みたいになってきている。これからも英語の勉強をダラダラと続けて、いつかC1レベルになれたらいいなと思う。まだまだ先は長い。

参考サイト

以下、勉強を進める上で参考にしたサイト。

このブログを検索

自己紹介

ごくふつうのサラリーマンです。

QooQ